2008年までご愛顧いただいた「目指せFI」ウェブサイトは2009年、「FI Planning」として全面リニューアルいたしました。
今後は新ウェブサイトをご利用いただきますよう、お願いいたします。 アメリカの銀行1. FDICとは?Federal Deposit Insurance Corporation (FDIC)とは法律に基づき米国政府が運営する機関で、一般の銀行預金を銀行の破綻から保護する役割を担っています。銀行が破綻しても、一定の金額までは預金が保証され、預金者がお金を失うことがないようにしています。FDICは米国政府が完全に後ろ盾となっており*1、保証されている金額までは安全と言えます。 2. 保証範囲・ 対象となる預金の種類FDICの保証があるのは次のような預金口座です。
・ 保証金額2008年10月に金融危機の対応として時限立法により、保証となる金額が$100,000から$250,000まで引き上げられました。しかし、この法律は2009年12月31日で期限が切れるため、法律の改正がなければ2010年には$100,000に保証の上限は戻ってしまいます。但し、リタイアメント口座に関しては元々$250,000だったため、2010年以降もこのままの金額となります。対象となるのは元本と利息を含めた合計金額になります。 保証金額は1銀行当たりで、さらに1つの銀行の中でも1つの口座名義につき適用されます。名義を変えれば1つの銀行でも$250,000を越えた保証を受けることができます。区別されるのは次のような名義です。
3. 銀行が破綻するとどうなるか?・ 保証金額以内の場合銀行が破綻した場合、FDICが取る行動はかなり早く、通常であれば2営業日以内に別の銀行に預金が引き継がれ、保証範囲内の預金はすぐに使えるようになります。万が一、破綻した銀行の引き受け先が見つからなかった場合は小切手が送られてくることになります。 ・ 保証金額を越えた場合保証金額を超えた場合、その分が全て失われることはありません。破たん処理の過程で清算が進むと、回収できたお金に応じて預金者に支払われます。例えば破綻後6ヶ月目に保証金額を越える部分の50%が返金され、1年後にさらに20%が返金される、ということが有り得ます。返金は100%にはならず、多くの場合、7〜8割程度になります。 4. 注意点FDICの保証は加盟している銀行にしか適用されません。もっとも加盟していない銀行を探すほうが難しいので、実質的にはどの銀行も加盟していると考えてもほとんど問題はありません。聞いたことがない銀行、オンラインバンクなどで念のために確認したい場合は、FDICのウェブサイトで確認することができます。 *1 : 「Backed by full faith of the United States goverment」という表現が使われます。
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